Sustineri、建築物単位のGHG排出量自動算定サービス「Susport 建設」正式版の提供開始

自然言語処理や機械学習技術により、既存業務フローを変えることなく建築物単位の排出量算定を実現

Sustineri株式会社(東京都渋谷区、以下「当社」)は、2024年5月20日、建設現場における建築物単位のGHG排出量自動算定サービス「Susport 建設」(以下、本サービス)の正式版の提供を開始しました。

本サービスは、建設工事で生じるGHG排出量を見積書データ等から自動算定できるGHG排出量自動算定サービスです。各種建築積算システムやExcel等で作成された見積書データをアップロードすると、自然言語処理により建築資材の見積項目を読み取り、各種計算方式に基づく排出原単位の割り当てを実施。項目別のGHG排出量算定・可視化を実現し、これまで膨大な時間を要した建築物単位のGHG排出量算定作業を手軽に実施できるようになります。

「Susport 建設」開発の背景

建築物に関連するGHG排出量削減は世界全体で取り組むべき課題です。建設業界ではカーボンニュートラルに向けて、建物を使う中でのGHG削減に向けたZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)が普及することで削減が進みつつあります。今後は建築工事・改修・解体段階のGHG排出量の可視化、削減に取り組むべく、より手軽に算定、削減活動を行うことができるサービスの開発・提供を開始。2023年12月にSusport 建設 β版をリリースし、複数社に利用をいただきながら開発を進め、この度Susport 建設 正規版のリリースに至りました。

「Susport 建設」概要

本サービスは、建築物のライフサイクルにおける「アップフロントカーボン(新築時)」を算定対象としております。今後は「エンボディドカーボン(新築・改修・解体時)」への算定対象拡大を目指し、開発を進めております。

本サービスは、主に以下の点を特徴としております。

  • 建築現場単位の温室効果ガス排出量算定
  • ダッシュボードによる総排出量などの可視化
  • 各社で異なる見積書式にも対応した読み取り機能
  • 自然言語処理による見積項目と排出原単位の自動割り当て機能
  • 排出原単位データベースの登録機能

利用企業様からのコメント

木内建設株式会社 代表取締役社長 木内 藤丈氏

弊社で手探り状態でスタートした「(積算と連動した)炭素量可視化プロジェクト」にとても丁寧にご対応いただき、弊社得意先(大手デベロッパー様)にもご満足いただける価値提供が可能となりました。
また弊社内においてカーボンニュートラルへの理解を深める社内講師もお願いし、会社全体の脱炭素を切り口とした環境意識を大きく引き上げていただきました。
Sustineriさんの的確な対応・支援には本当に多くの場面で助けられてきました。今後の「Susport 建設」サービス提供後はさらなるサービスの深化、スピードアップにも期待しています。

パートナーシップについて

当社サービスを建設業界への展開に協力いただけるパートナーを募集しております。
募集例:デベロッパー、建材商社、積算事務所、金融機関、コンサルティング、システムインテグレーター など

積極採用中

Sustineriは「サステナブルな選択を日常に」をパーパスに、環境に配慮した選択がしやすい、人と企業と地球が共存する社会を一緒に創る仲間を募集しています。当社のパーパスに共感し、社会を変えたいという当事者意識をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。