制度名（クレジット種類）:
J-VER（環境省/農水省/林野庁）
プロジェクト実施者:
宮崎県
プロジェクトの種類:
森林経営活動
プロジェクト番号:
0106
宮崎県門川県有林 森林吸収源活用モデル事業
プロジェクトの概要
- 制度名：J-VER（J-クレジットの前身の制度）
- 方法論名称：森林経営活動
- 実施地：宮崎県東臼杵郡門川町の県有林
本プロジェクトは、宮崎県の県北部に位置する門川町のスギを主体とする県有林の適切な間伐等の管理の実施によりCO₂吸収量を増加させる事業です。
宮崎県の森林は県土の 76％を占めており、木材の生産、水源のかん養、CO2 の吸収・固定など多面的な機能を発揮しているものの、木材価格の低迷による林業採算性の悪化や林業従事者の減少・高齢化なども相まって、伐採後に植栽されない植栽未済地や間伐など手入れが不十分な森林が増加するなど、森林・林業を取り巻く環境は厳しい状況にあります。
このため、森林の二酸化炭素吸収機能に経済的・社会的価値を与える J-VER 制度（J-クレジットの前身制度）を活用して、山元に利益を還元するモデル的な取り組みを県有林で実施することにより、県内での J-VER 制度を推進し、間伐の促進を図ると共に山元の経済性向上を目指します。
本プロジェクトでは、門川県有林387haのうち78ha でスギの定性間伐を行い、CO2 吸収機能の維持・増進を図っています。