カーボンオフセットSaaSを提供するSustineri、1億円の資金調達を実施

組織体制の強化により、カーボンオフセットのインフラ構築を目指す

商品・サービスのカーボンニュートラル化を支援する「カーボンオフセットクラウド」を提供するSustineri株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:針生洋介)は、株式会社環境エネルギー投資、インキュベイトファンド株式会社を引き受け先とした第三者割当増資により、1憶円の資金調達を実施しました。

資金調達の背景と目的

当社は2022年5月より「カーボンオフセットクラウド」の提供を開始し、サービス運用をしてきました。この1年で自社商品のカーボンニュートラル化をはじめ、自社Webサービスへの気候変動対策機能の付加、カーボンオフセット付き商品の企画・開発などのご相談が増えています。特に、交通移動や旅行観光、出張業界に関わる企業によるニーズの高まりは顕著です。

これらのような攻めの脱炭素施策は、今後多くの企業で検討が開始されていく見通しです。そのような中、ソリューションの1つとして「カーボンオフセットクラウド」が貢献できることの認知を拡げること、様々な脱炭素ニーズに対応するためのサービス利便性向上などを加速するために、組織体制の強化が急務と考え今回の調達に至りました。

今後の展開

今回の調達により、主にマーケティング、セールスポジションの採用強化による体制の強化、サービス認知拡大、事業推進スピードの加速を目指します。また、カーボンオフセットを手軽に実施できるインフラサービスとしての地位確立や、顧客の様々な脱炭素ニーズに応えるための開発にも継続投資していきます。

投資家からのコメント

株式会社環境エネルギー投資 マネージング・ディレクター 小林 孝宏 氏

米国・欧州では、カーボン会計は財務諸表と同様の必須帳票となりつつあり、SaaSを展開するスタートアップが大規模な調達を実施するなど急速に市場が成長しています。さらにその先のカーボンクレジットのマッチングプラットフォームにも関心が高まっています。

Sustineri社は国内では有数のカーボンクレジット分野に精通したチームで、顧客ニーズにマッチしたサービス開発が可能で大きな成長力を秘めおり今回のラウンドへ参加いたしました。

インキュベイトファンド株式会社 代表パートナー 和田 圭祐 氏

人類共通の課題である気候変動対策に対し、GHG排出量算定からカーボンオフセットまでのワンストップで提供するSustineri社のソリューションとプロダクトは、企業のGHG排出削減に大きく貢献することと期待しています。

今後も各産業のパートナー及びクライアントと一緒に挑戦していくことで、持続可能な未来を実現すべく、インキュベイトファンドもSustineri社の成長支援に取り組んでまいります。

積極採用中

Sustineriは、「環境に配慮した選択」がしやすい、人と企業と地球が共存する社会を一緒に創る仲間を募集しています。当社のミッションに共感し、社会を変えたいという当事者意識をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。