制度名(クレジット種類):
J-VER(環境省/農水省/林野庁)
プロジェクト実施者:
熊本県小国町
プロジェクトの種類:
森林経営活動
プロジェクト番号:
0012
熊本県小国町間伐推進プロジェクト
プロジェクトの概要
- 制度名:J-VER(J-クレジットの前身の制度)
- 方法論名称:森林経営活動
- 実施地:熊本県小国町の町有林
小国町は九州のほぼ中央、熊本県の最北東端に位置し、総面積13,700ha森林面積10,686haで78%が森林であり、豊かな緑と清らかな水そして雄大な山々に囲まれた町です。標高300~800mの間に耕地、山林、原野が開け、山間高冷地帯で夏は比較的涼しく、冬は厳冬で積雪もあります。平均気温は13℃で年間降雨量2,500mmと多く地質と合わせて小国杉の育成に適した条件となっています。
多くの森林資源がある熊本県小国町では全国に先駆け、適切な森林管理に取り組むことで森林の炭素吸収能力を高め、地球温暖化対策として社会に貢献する取り組み【カーボン・オフセット】を、10年に渡り継続しています。
小国町は、小国町が所有する町有林の間伐を促進し、2010年3月に九州自治体としては初めてJ-VER(現:J-クレジット)制度における森林クレジットを取得。同4月には小国町と小国町森林組合が共に【小国町カーボンオフセット協議会】を設立しました。森林がもたらす公益性、持続性をより広く認識してもらえるよう、各種団体や企業などと連携し、活動を進めながら、小国の森づくりの素晴らしさをより多くの人に伝えたいと考えています。
これまで低齢級林は材価との兼ね合いで採算性に乏しく、切り捨て間伐が主流になっていました。本プロジェクトを通して、適正時期に適切な搬出間伐を進めることで林業の持続可能性を維持、強化していきます。